ラオスではチップは日常の習慣ではありません。地元の人は麺料理店やトゥクトゥク、市場でチップを渡しませんし、何も置いていかなくても誰かに追いかけられることはありません。ただし外国人旅行者の多い場所では、少額のチップが一般的になりつつあり、喜ばれます。目安は「義務ではないが、いつでも歓迎され、控えめな額で」。ラオスは賃金水準の低い国なので、少額でも十分に気持ちが伝わります。
レストランとカフェ
地元の食堂や屋台ではチップは不要で、お会計の端数を切り上げるか、細かい紙幣を置いていけば十分です。旅行者向けのレストランやカフェでは、良いサービスに対して5~10%程度を置くのが慣例ですが、任意です。まず伝票を確認しましょう。高級レストランやホテルのレストランでは、サービス料(別の行に記載され、通常は10%)や付加価値税(VAT)が加算されていることがよくあります。サービス料がすでに含まれていれば、追加のチップは必要ありません。
マッサージとスパ
マッサージ店でチップは求められませんが、良い施術を受けたあとにセラピストへ少額のチップ(料金の約10%、または切りのいい小額紙幣)を渡す旅行者は多いです。受付で渡すと本人に届かない場合があるので、セラピストに直接手渡しましょう。
トゥクトゥク、タクシー、配車アプリ
トゥクトゥクやタクシーでは、料金が事前に決まっているか、アプリ(LOCA)に表示されるため、チップは不要です。重い荷物を運んでくれたり、待っていてくれたりした場合は、端数を切り上げるか少し上乗せすると心遣いになります。運転手にチップをほのめかされても、すでに合意した料金の再交渉に応じてはいけません。
ホテル
ゲストハウスや格安ホテルではチップはあまり一般的ではありません。中級以上のホテルでは、荷物を運んでくれたポーターや、チェックアウト時に客室清掃スタッフへ少額の紙幣を渡すと喜ばれます。部屋に置いておくか、直接手渡しましょう。宿泊料金にサービス料が含まれているホテルもあるので、二重に払わないよう予約内容を確認してください。
ツアーガイドとドライバー
外国人旅行者が本当にチップを期待されるのは、この場面だけです。終日ガイドを頼んだ場合は一日の終わりにガイドへチップを渡すのが通例で、ドライバーにはそれより少なめに渡します。複数日のツアーでは、毎日渡すよりも、最終日にガイドとドライバーそれぞれへまとめて渡すほうが簡単です。ツアー料金にチップが含まれている場合は、ツアー会社からその旨の案内があります。
チップの渡し方
チップはラオス・キープの現金で、相手に直接手渡してください。少額の外貨は現地の人には両替が難しく、ラオスでは硬貨はまったく使われていません。LAO QRなどのQR決済で支払う場合、アプリ内でチップを上乗せすることはできないので、少しキープをポケットに入れておきましょう。